| 気候と服装 |
世界地図を広げてアフリカ大陸を見ると、赤道がケニアの真中を貫き、まさしく赤道直下の国であることがわかります。さぞ暑いところだと想像しがちですが、決して暑いだけではありません。特にナイロビは、インド洋から500km内陸にあり、標高1,700mの高原に位置している為、年間平均気温が18度前後。空気も乾燥しており、夏の軽井沢と言われるほど。
雨季と乾季に大別され、雨季は年2回、3月末〜5月の大雨季と10月〜12月の小雨季があり、降雨は朝・晩に多くあります。
ナイロビが最も寒い時期は6月〜7月、曇りがちの日が続きます。昼間でもTシャツだけでは少し肌寒いことがあり、夜はセーターが必要なほどです。反対に暑い時期は1月〜2月で日差しが非常に強いですが、乾燥している為、木陰や建物の中に入れば涼しいです。
ナイロビの場合、年間を通じて日中は夏服、夜間は合服やセーターが必要とお考え下さい。
標高の低いインド洋沿岸地方は、高温多湿の典型的な熱帯性気候。モンバサの平均気温は26度、年間降雨量は1,000mmを超し、年間を通じて上着は不要です。
北部と東部の辺境には、広大な半砂漠地帯が広がります。年間降雨量は200mm以下、日中の暑さは厳しいですが、日が沈むと急速に冷え込みます。
このように、ケニアの気候は高度・緯度により多様性に富んでいます。
旅のベストシーズンは、7月〜9月の大乾季と、1月〜2月の小乾季と言えます。 |
ケニア(ナイロビの気温・降水量)
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1月
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2月
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3月
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4月
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5月
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6月
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7月
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8月
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9月
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10月
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11月
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12月
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気温
[℃]
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最高
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26.8
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28.0
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27.4
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24.6
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24.1
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23.1
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22.3
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22.7
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25.3
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26.2
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23.6
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25.1
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最低
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13.1
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13.4
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14.4
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14.3
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14.2
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12.6
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11.5
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11.8
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12.2
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13.7
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14.4
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13.8
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降水量
[mm/月]
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48
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48
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115
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195
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137
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42
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15
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21
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24
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52
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114
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77
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| 治安 |
ナイロビ、モンバサといった大都市の治安は良いとは言えず、近年悪化傾向にあります。
スリやひったくり、詐欺、強盗等は年々増加していますが、これらの犯罪は注意していれば防げるものも多くあります。
現地で盗難に遭ったり、トラブルに巻き込まれた場合は、必ず日本大使館領事部に相談すること。
被害届を出すことで、今後の治安対策への助けにもなります。
また、3ヶ月以上滞在する予定がある場合は、日本大使館へ在留届を提出すると、万が一、非常事態の時に、日本大使館が在留邦人の人数・滞在地域の把握がしやすい為、緊急時の連絡もとりやすくなります。 |
*防犯のアドバイス*
・早朝、夕刻以降の外出は控える。
・人気の少ない場所には行かない。
・群集・やじ馬の人だかりには近づかない。
・日本語で話しかけてくる人、馴れ馴れしい人には警戒する
・知らない人に薦められた飲食物は口にしない。
・腕時計、アクセサリーは身につけない。
・バッグ等を持ち歩く際は、小脇に抱えるか、たすきがけにして前に抱える。
・前後左右に注意して歩く。
・強盗に遭ったら、抵抗せずに金品・貴重品を渡す。命の方が大事です。
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在ナイロビ日本大使館 Embassy of Japan in Nairobi
Upper Hill RD
P.O.BOX 60202, Nairoi, Kenya
TEL; +254-(0)20-2898000
FAX; +254-(0)20-2898220
在ダルエス・サラーム日本大使館 Embassy of Japan in Dar es Salaam
Plot 1018, Ali Hassan Mwinyi RD, Dar es Salaam, Tanzania
TEL; +255-(0)51-31215/9
在カンパラ日本大使館 Embassy of Japan in Kampala
East African Development Bank Building, Nile Ave. Kampala, Uganda
TEL; +256-(0)4-349547/8 |
| 言葉 |
ケニアの公用語はスワヒリ語ですが、旧イギリス植民地だった為、ナイロビをはじめとする都市部では英語がよく使われています。一方、地方へ行くと就学率も低い為、英語どころかスワヒリ語でさえ話すことができない人が多くいます(特に年配・女性)。皆、部族後を使用しています。
旅行だけなら英語で十分ですが、片言でもスワヒリ語を話し、現地の人々と触れ合い、生のケニアを体験してみれば、より一層、旅の醍醐味が味わえることでしょう。
簡単なスワヒリ語講座 |

キクユ族 |

マサイ族 |
| 宗教 |
ケニアには様々な宗教が存在しますが、大別するとイスラム教、キリスト教、そしてそれらが導入される以前からの伝統的な部族宗教が挙げられます。最も人々が信仰していたのは、各部族の伝統的な呪術宗教です。その形は、各部族毎に異なりますが、信仰の中心となっているのは、祖先崇拝です。ここにイスラム教が入ってきたのは7世紀頃。アラブの商人たちが交易の為に東アフリカへ渡り、多くの品々と共に文化も運んできました。その象徴がイスラム教です。スワヒリ語も、アラブ人と現地の人々との共通語として生まれた言語です。
最も強くイスラムの影響を受けた海岸地方には、多くのモスクが立ち並び、祈りの時間にはコーランの声が朗々と響き渡ります。
街には、黒のブイブイ(チャドル)を身に纏った女性や、イスラム帽を被った男性が行き交い、エキゾチックな雰囲気を醸し出しています。
モンバサやラム島は、まさにイスラム教一色。特に、太陰暦に従って行われる宗教行事の際に訪れるものいいでしょう。
イスラム教から送れてキリスト教が入ってきたのは15世紀。ヨーロッパ植民地政策の一端として、布教が始まりました。現在は、どんな田舎でも教会があります。大きな街には、部族別にミサの時間が分けられていて、信者数も多いことがわかります。人口に対する割合では、キリスト教は約90%、続いてイスラム今日、部族宗教、の順。
また、インド人が多く住むケニアでは、ヒンズー教寺院も多く見ることができます。 |
| 食事 |
サファリで泊まるロッジの食事は、朝昼晩共にビュッフェ形式が主流。野菜、鶏肉、牛肉を使った西洋料理メニューをはじめ、スパイスが効いたインド風の味付けのメニュー等も並ぶところもあり、種類が豊富で飽きることはありません。
大都市ではイタリア、フランス、中華、日本料理等、各国の専門レストランが軒を連ねますが、せっかくのケニア旅行、ぜひケニアならではの料理をご堪能下さい。
ケニアの代表的な主食はウガリ。トウモロコシの粉をお湯で捏ねたもので、それ自体に味はありません。片手で団子状に握り、スープ等につけて食べます。日本の白米と同じ感覚です。他、主食としては小麦粉を水で練り薄く延ばして焼いたインド風のチャパティがあります。軽食として、ミルクと砂糖たっぷりのチャイ(紅茶)と共にお召し上がり下さい。
お米料理には、ビリアニ、ピラウ等があります。海岸地方の名物料理の一つで、様々なスパイスやココナッツを使い、米と肉を一緒に炊き込んだいわばケニアの炊き込みご飯です。
肉料理の代表はニャマチョマ(焼肉)。骨付きの牛肉、鶏肉、山羊肉を炭火で焼き、一口サイズに切り塩をつけて食べるという何ともシンプルな料理です。日本の肉に比べると、飼料等の違いにより脂肪分が少ない為、堅くて歯ごたえがありますが、噛むほどに味わいがあります。ケニア人の大好物で、クリスマスや何かのお祝いの時には山羊1頭をつぶし盛大に食します。
変わったところでは、ゲームミート(野生動物肉)のバーベキューもアフリカならではです。シマウマ、ワニ、ダチョウ、キリン・・・ぜひお試し下さい。
他にメジャーなケニア料理として、カランガ(ジャガイモ、ニンジン、グリーンピース等の野菜を煮込んだ牛肉シチュー)、スクマウィキ(ほうれん草に似た葉野菜。千切りにしてトマトと一緒に炒め煮にする)、ムキモ(様々な野菜を刻んで混ぜ混んだマッシュポテト)等、味付けはどれもくせがなく、日本人の口に非常に合います。
スナック類では、マンダジ(モチモチしたドーナツ。ほんのりした甘さ)、サモサ(スパイスが効いた揚げ餃子)があります。
ケニアは野菜をはじめ、フルーツも豊富に揃います。マンゴー、パパイヤ、パイナップル、パッションフルーツ等、南国の果物も年間を通じて楽しむことができます。 |
| 文化 |
ケニアは東アフリカ音楽の一大中心地で、ザイールをはじめ、タンザニアやウガンダから若いミュージシャンたちが集結します。ポップスの中心はザイールの商業用語リンガラで歌うリンガラ音楽。レゲエも根強い人気があります。
最近の若い世代は欧米の影響を受け、ヒップポップやラップ等ブラックストリート系音楽の人気も高いです。これら最新の流行音楽を大音量で流しながら走るのが、マタツ(小型乗合バス・ニッサン)です。マタツは流行音楽を知る絶好の場所であり、若者文化の象徴でもあります。ナイロビのディスコの他、生のアフリカンミュージックを楽しむことができるライヴスポットもあります。
芸術方面で良く知られているのは、木彫りの工芸品です。特にカンバ族が彫る動物の彫刻は観光客に人気があります。
タンザニアのマコンデ彫刻もケニアで見ることができます。
一風変わった彫刻として、スープストーンで創られた彫刻品があります。スープストーンとは、加工・彩色がしやすい滑石の一種です。他、ラム島の伝統的な門構えや家具に、優れた彫刻品を見ることができます。 |
| 人々の暮らし |
ケニアの人口は約3,800万人、うち98%がアフリカ系住民、残りの大部分はインド、アラブ、ヨーロッパ系が占めます。
部族は52あり、最も多いのがキクユ族、次いでルオー族。ルイヤ族、カンバ族、マサイ族と続きます。農耕を営んでいる部族が多いですが、多くの人々が現金収入を求めて大都会へ出稼ぎに出ています。
一方、牧畜民族系のマサイ族等は、伝統的生活様式を守ろうとする姿勢もみられますが、最近では少しずつ国家体制に従い、近代化しつつあります。
人々の娯楽は都会と田舎で大差があります。ナイロビにいる限りでは、映画やディスコ等の刺激がありますが、田舎ではおしゃべりだけが楽しみという落差があり、娯楽と職を求めてナイロビに出てくる若者は年々増える一方です。
サッカー人気は非常に高く、小さな子供たちが手製のサッカーボールを蹴りあっている風景をよく目にします。ケニアの代表チームである「ハランベ・スターズ」は、徐々に実力をつけ、国際試合でもいい成績をおさめつつあります。
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市民の足マタツ
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売店(キオスク)
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